大学生活、引越し前日、最後の友達と遊んだ話

そいつは大学1年からの友達で、よく学校終わりに公園でサッカーをしてはお互いに愚痴り合い、ゲームやアニメの話で盛り上がっていた。よくご飯やゲーセンにも行ったが話が尽きることはなかった。

 

自分でいうのもなんだが、俺の性格は傲慢で短気なで人を選ぶようなタイプだ。その性格が災い、たまにその友達に失礼な事を言ってしまうこともあった。しかし、その友達は何事も無かったかのようにするーしてくれる。その友達曰く、地元に似たようなタイプの友達がいるから扱いはわかっているとの事。その友達も傲慢で短気らしい。

しかし、扱いが分かっている=その友達と性格が一緒という図式ができてしまうので、なんか腹立たしい。

 

基本的には自分が好きな事を喋り、その友達が反応してくれるのだが、その友達が知らなさそうな内容や興味の無い話でも、なかなか鋭い観点から会話を展開してくれるのでこちらも飽きずずっと喋っていられる。

 

大学生活の中で彼と遊んだ時間が1番長いといっても過言ではない(彼も俺と遊んだ時間が1番長いと言っていた)

 

そして今日、俺が下宿先から地元に引っ越す前日、最後の下宿先での生活だった。

引越しの準備で少し運ばなければならない物があったので、その友達に手伝いをお願いした。

手伝ってもらい、最後ということで1回生のとき大学の授業でいった神社に散歩した。

やはり、最後だというのにも関わらず、相変わらず普段通りに会話が進んだ。

会話の内容と言うのが、彼はゲーマーで沢山のゲームをプレイしている。(俺目線でみてもゲーマーの部類に入る)なので、どんなゲームの話題であってドンと来いと言った感じなのだが、そんな彼でもやっていないゲームがある。それがFPS、APEXだった。

就活の時、ゲームの話題になった時ほとんどがAPEXだったそうだ。その事について熱烈と語っていた情景を思い出すと、笑いが止まらない笑

 

散歩から帰り、一旦彼と別れ次は彼の家で遊ぶことになった。彼の料理は上手だ。大学2回生の頃ぐらいから料理に熱を入れていた気がする。最初は普通より上手いくらいだったが、今ではガチで上手くなった。なので、最後ということで料理を振舞ってもらった。おいしかったで、バンバンジー

 

食後は学生生活最後のスマブラ(スマブラにも結構なドラマがあるが割愛)をした。彼のプレイスタイルは堅実で相手の動きを確認してから技を当てるのが上手い。所謂ゲームが上手い人だ。反して自分はブッパ大好き強い技擦りまくる魅せプ(直当て眠る、ジャンプ消費ジョルト)だ。

俺のプレイ時間は1400時間で彼は600時間で彼の方が圧倒的不利なはずだが、よく俺が負けてる。

最後はおかわりの5vs5でプリンの眠るを崖外で外し、特攻崖外ジョルトを彼のリドリーの空後がトドメを刺して終わりといった感じだ。実に俺達らしい(俺がビックマウスとなり、友達が粛々と処理する)結果となった。

 

スマブラも終わりとうとう帰る時間になった。次の日から俺はこの町にいないし、彼の下宿先も1ヶ月後にはなくなっていると考えるととても寂しくなった。彼とは玄関で握手を交わし電話番号を交換した。彼とは生涯の友達となるだろうなと思った。

 

いつもは玄関でお別れだが、今回はちょっと先の所まで送ってくれた。

 

「いやー、学生生活楽しかったなー」

「それなー、まじでお前と友達になれてよかったわー」

「これが学生生活最後って考えるとまじで寂しいよなー……」

 

この時点で泣きそうだったが、彼が既に鼻声になってたのでギリ耐えた。

 

最後はもう一度握手をし、ハイタッチして別れた

「まじでありがとうな! 大学生活クソ楽しかったわ!!」

「ほんまそれな!じゃあな!」

 

帰り自転車を漕ぎながら少し泣いた

 

家に帰り、家具も何もない部屋で今こうして文書に残している。

 

大学生活こうして悔いなく終わることが出来たのは、彼なくしては有り得なかっただろう。

 

まじで、ありがとう

 

これからもよろしく!!

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